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2020-11-17

コロナ禍のデザートブッフェ

デザブ
撮影:角田明子、装花協力:pomponner、styling:判治ミホ

たくさんの愛らしいスイーツが並ぶデザートブッフェは見た目にも華やかで、結婚式に参加するゲストの楽しみの一つでもあると思います。コロナの影響により自粛しているところも多いかもしれませんが、しっかり対策をして実施できたらうれしい。

このプロジェクトの掲げるメッセージである「対策を逆手に取ってむしろ新しい・楽しい・フォトジェニックなものに変換すること」をここでも発揮していきますよ。

基本的に個包装

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やはり「一人分ずつ個包装する」というのが基本になると思います。焼き菓子やマカロンなど個包装しやすいものは問題ないと思いますが、デコレーションしたケーキとかもあったら嬉しい。そんな時に活躍するのがフードカバーです。

ガラスのドーム型のカバーがついた食器がありますが、これを人数分用意するのは大変だと思い、ギフトラッピングに使うようなクリアケースをフードカバーの代わりに使ってみました!

洋菓子店等で、クッキーなどを販売するときに使っているような円柱状のクリアボックスを逆さに伏せて使います。

サイズも色々市販されているので、入れたいお菓子のサイズに合わせて用意することができ、中のお菓子も良く見えるので、可愛い。リボンなどでラッピングするとさらに華やかに。

リボンで結んでかわいくラッピング。会場のデコレーションとしても。

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足つきの台であれば、足部分にリボンを一結びし、ケーキを閉じ込めたクリアボックスを包むように結ぶだけでOK。

可愛いケーキがさらに可愛くなって、たくさん並ぶ様子はとてもフォトジェニックです。背の高いボックスにして、ケーキピックを刺したデコレーションなんていうのも可愛いくておすすめ。

テーブルに並べるときは、木箱などを使って高低差をつけてランダムに並べると、にぎやかで楽しい感じに作れます。

平たいお皿でももちろんOK。

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足つきの台がそんなにたくさん用意できなければ、もちろん普通のお皿でも大丈夫です。その場合は、お皿の裏側にマスキングテープなどでリボンの中央あたりを貼り付けて。包むように結ぶ感じは、足つきの台のときと同じです。

ケーキはダミーで良いので何かあるとgood

デザブ

デザートテーブルを作るとき、ウェディングケーキがあるとやっぱり可愛いです。でも、長時間むき出しで飾って置いたものを、その後切り分けてサーブするのに、この時期だと少し抵抗がある場合も。

それであれば、口に入れるものとは別にダミーのケーキを用意したほうが気楽かなと思いました。

ダミーのケーキにすれば、飾りつけも手芸感覚に。自分で手作りを楽しむこともできます。会場さんで常設展示用にダミーケーキのひとつやふたつ持っている場合も多いので、問い合わせてみるといいかも。シンプルなものならば、そこに好きなお花を飾るなどアレンジすることができます。

ケーキから手作りする場合は、発泡スチロールの円柱を好きなサイズと個数用意し、ボンドで貼り合わせながら重ねていくと原型ができます。その上からモデリングペーストという油絵の材料をコテでぺたぺた塗って作っています。案外簡単に作れますし、楽しいですよ!

飾り付けは、なんでも好きなものを貼り付けられるのでどこまでも好きなように自由に作れます。私も撮影のたびに今まで数々のウェディングケーキを作ってきました…

バリエーションは無限大なので、ぜひオリジナリティあふれるデザインのものを作ってみて。

グラスカバーもDIY

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この時期、飲み物のグラスもそのままむき出しで並べるよりも、何かカバーをつけてあげたくなります。紙製のコースターを乗せたり、っていうのが一番手軽で簡単ですが、ずり落ちたりしやすいですし、なにかもっといい方法はないかと考えました。

そこで考案したのが、ケーキの個包装でも使用したクリアボックスです。

小さいサイズの物があるのでそれを飲み口に逆さにしてかぶせます。これだとずれても落ちることがありませんし、カバーを外してテーブルにいったん置いたとしても、飲み口に当たる部分はテーブルに直接触れませんのでいつまでも清潔なままを保てます。

しかもさらに良いことには、蓋の部分を本体の底側にはめることにより、すごい可愛い効果を得られました!

なにかっていうと、そもそも蓋と本体はぴったり合うように設計されていますので、底側にはめるときに少しの隙間を設けて空間を作ることで、その間に可愛いものを閉じ込めることができるのです。

今回は色とりどりのビーズを入れてみました!振るとしゃらしゃら中でビーズが動いてとっても癒されます。万華鏡の中身みたいなイメージです。

ほかにもレースの切れ端や小さいドライフラワーやチャームでもなんでも、好きなものを入れて楽しんでみてください♪

グラスマーカーにしてもかわいい

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ただのカバーにしておくのはもったいないので、グラスマーカーとしても使えるようにゲストの名前を入れてみました。

せっかくクリアなタイプなので、中身のきらきらは見えるように、マジックで名前を書き込むだけ。これだけでかなりおしゃれな感じに。

手書きに自身の無い人は、クリアラベルに印刷したものを貼ってもいいと思います。

リボンをつけて持ち手にするのもアリ

デザブ
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もうひとつのバージョンとして、持ち手にもなるリボンをつけたものも作ってみました。蓋部分に穴をあけて、リボンをワイヤーで固定しています。

蓋と本体の間に空間があることで、何をしても飲み物の方に影響がないというところが、いろいろアレンジできてうれしいですね。

装花は吊ってみた

傘
傘

個包装にすると、ひとつひとつのデザートが場所を取るため、すぐにテーブルがいっぱいになってしまいました。そこで、装花は上から吊ることに。

レースの傘を逆さにして、花器として使います。さわやかな高原のガーデンパーティにぴったりの装飾になりました。