オープンエアーチャペル
チャペルを併設されている会場さんは多いと思いますが、密を避けるためにディスタンスを取ろうとすると、挙式に参列できるゲストの人数が極端に減ってしまうケースが多いみたいです。
そこで、チャペルから外に飛び出して、できるだけたくさんの人たちに参加してもらおうという提案です。
挙式のあとにフラワーシャワーなどができるように、チャペル前にちょっとした広場やスペースが確保されているケースはよくありますよね。そこを利用して、チャペルを背景に青空の下でチャペル式をやるっているのも新しくて素敵だと思いませんか。
屋外であれば換気は抜群。ディスタンスを取るためにちょっとした工夫をすれば、安心安全で快適なセレモニーを過ごせます。
どこでもチャペルセット
- バージンロード
- 祭壇
- 椅子
この3つです。
祭壇を置いてそこから延びるように布で道を作って、両サイドに椅子を並べればどこでもオープンエアチャペルのできあがり。
中でもバージンロードは屋外をチャペルっぽくする最大の要素です。
今回はナチュラルなテーマに合わせて、自然素材の布を使いました。白いペンキでメッセージを書けば、海外のウェディングシーンのよう。
滑らないように安全性だけ気を付ければ好きな布を選んでOK。キリムラグを並べてボヘミアンスタイルも今どきでおしゃれだし、もちろん王道の赤い絨毯もドラマチック。
個人的にはゴブラン織りみたいな重厚な生地でバージンロードを作ってみたいと思ってますが、なかなかタイミングが訪れずにいます。興味のあるかた、ぜひお声がけください(笑)
祭壇
祭壇を外に運び出すのはハードルが高いと思うので、ちょっとした小テーブルを祭壇風に仕立てればOK。
十字架のオブジェやタペストリー、マリア様などを置くとそれっぽくなりますし、なければ主役級の装花アレンジを作ってどーんと置いてみてください。
余裕があれば、テーブルの足元にもお花を飾って。バージンロードにお花がなくても、これでだいぶ華やかに見えます。
ラスティックな感じが良ければ木箱を積んでもいいし、トランクとかもかわいい。 要するに好きなものでフォーカルポイントを作ればいいっていうことです。
チャペルで席札
たとえば、ベンチチェアのようなタイプの場合、通常4人掛けくらいのところにディスタンスを取ろうとすると2人くらいまでしか座れないことになると思います。
ベンチタイプに二人以上座れないようにするための工夫その一は「席札」です。
披露宴会場のテーブルには置いてあることが多いと思いますが、チャペルでのセレモニーに席札を使うのは一般的ではありませんね。
けれど、席札を置くことで、自分の名前の書いてある場所にしか人が座らないようになるのは必然です。
屋外では風で飛んでしまう心配があるので、なにか重しになるような工夫をしてフォトジェニックを目指すと良いと思います。
今回は、本にリボンで括り付けてみました♡
チェアフラワーでディスタンス
4人掛けのベンチに二人しか座らないと、だいぶ空いているスペースができます。
普通はバージンロードに沿ってお花を飾ることが多いと思いますが、合理的に考えて、この空いたスペースにお花を飾ることにしました。
花器などに活けて座面に置くだけだと、倒してしまう心配があったり、邪魔くさく感じて勝手に移動する人もいるかもしれません。
そこで、背もたれにバスケットを引っ掛けてお花を投入。ラフな雰囲気が軽井沢らしいナチュラルなテーマにもぴったりなアレンジになりました。
ポイントは、後ろから見たときに、椅子の背もたれからお花が覗くようにしたいということです。全部隠れてしまうと後ろから見たときに寂しくなってしまってもったいない。
背もたれから顔を出す草花はとってもかわいいです♡
リボンを後ろ側に垂れるように結んだりするのも、後ろからの見た目が華やかになりますのでおすすめ。
ガーランド
屋外でチャペルを作るとき、頭上になにか吊りものをすると、ちょっとだけ室内っぽさを感じられて特別感もアップ。
華やかにもなるので、どこか結び付けられそうなところを探してぜひともやってみてほしい装飾。
吊るものは、普通に三角のガーランドやタッセルフリンジとかなんでも可愛いです。
今回はリボンと生花でガーランドを作りました~!
ポジションマーク
チャペル内の全部の椅子を外に運び出すのは大変でしょうし、全員着席スタイルでなくてもいいのでは…と思い、親族や年配の方などのために必要な数だけ椅子を設置し、あとのゲストはスタンディングで参加してもらうことに。
スタンディングだと、ディスタンスを保つのが難しいと思うので、いわゆる「バミリ」みたいな感じで、それぞれの立ち位置を示すものを作りました。
気づいた人がいたらうれしいですが、そうですあれです。ハリウッド・ウオーク・オブ・フェイムをイメージしてます。
ただ地面に名前が書いてあるだけでは事務的すぎて、ただの「バミリ」にしかなりませんが、星の形にするひと手間で、なんとなく自分もハリウッドスターになったような気分になれてちょっと嬉しいかなと。
写真に写り込んでも、星が地面で煌めいているみたいでフォトジェニック。装飾にも一役買うというわけです。